Salesforce本番リリースチェックリスト

ノーコード/ローコード

Salesforceの本番環境とSandbox環境でのリリースは、その目的と適用する環境の性質において大きな違いがあります。本番環境リリース時に注意事項として纏めます。
※随時更新予定です。

本番環境リリース時チェックポイント

  1. コードの少なくとも75%が単体テストを受ける必要があります。
    Apex を本番組織にリリースするか、本番組織のコードカバー率が 75% 未満の場合は、コードをリリースまたはアップロードできません。
  2. フローとプロセスの有効化設定が必要です。
    デフォルトでは、有効なプロセスとフローは無効としてリリースされます。リリース後、新しいバージョンを手動で再有効化必要があります。
  3. Apexとトリガーは修正または有効化/無効化ができませんが、Visualforceページの修正は可能です。
    本番組織では、Apex コードとトリガーを直接修正/無効化できません。そのため、 Ant 移行ツールのような開発ツールを使用する手順を必要とします。
  4. 組織全体で、テストクラスでは(username)ユーザー名が重複できません。
    組織全体で、すべてのユーザにとって、すべての Salesforce ユーザ名は一意です(トライアル組織、および、Sandbox を含みます)。
  5. 本番でのバッチスケジュール中にリリースが可能な設定があります。
    エラー(This Apex class has batch or future jobs pending or in progress (Apex クラスに待機中または処理中の一括処理ジョブまたは実行予定ジョブがあります))が発生しないようにするには、[リリース設定] で [対応する Apex ジョブが待機中か処理中の場合、コンポーネントのリリースを許可します] を有効にします。
  6. 本番環境でAppExchangeからのアプリケーションにはライセンスの付与が必要です。
    正しくimportしたアプリケーションを利用するためにはライセンスの購入&付与必要となる。
  7. テストクラスの実行によって自動採番項目が採番されますが、採番しないように設定することも可能です。
    採番しないように設定はApex のテストメソッドが走った場合 (Apex テストのオプションで「独立した自動採番順序」をチェックする)
  8. 本番リリースやテストクラスの実行は、メジャーリリースのタイミングや日付を跨がないように配慮します。
    特殊なタイミングをリリースすると想定外の異常起これるため。
  9. 本番リリース時にメール送信されること注意する。
    データ更新、設定変更によりお客様に送信されることがあるため、想定外のメール送信されること注意すべきです。

Salesforce公式サイトのリリースの特殊な動作

本番リリース時により細かい特殊な動作は下記の公式情報参照してください。変更を Salesforce にリリースする場合、必要なすべての変更が含まれるように、リリースの個々のコンポーネントがどのように動作するのかを考慮します。この情報を参考にし、リリースに含めるものや、対象での変更の表示方法を決定してください。

Salesforceの本番リリースは、慎重かつ緻密なプロセスを要します。このチェックリストを使用して、リリースの準備と実行を効率的かつ効果的に進めることができます。成功への鍵は、計画、コミュニケーション、そして徹底したテストにあります。

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